自分の口臭をチェックする方法!確実に確認出来る方法は?
私に寄せられる相談で多いのは自分の口臭が分からないから息が臭いのかどうかがよく分からない、という相談です。
この口臭をチェックする方法というものは正直、確実な方法というものは非常に少ないのでやっかいな問題です。
ここでは自分で可能な口臭チェック方法をお伝えしていきます。
自分の口臭をチェックする方法!専門家編
口臭を確認する方法は色々ありますが、まずはTVでも話題になった有名な方法などを紹介していきます。
ほんまでっかTVで放送された自分の口臭を確認する方法
- まず、ヨーグルトが入っているような瓶にカレースプーン2杯分ほどの唾液を入れる。
- コットンに自分の舌コケや歯茎を拭い取って一緒に瓶に入れる。
- 熱燗を作る様に、鍋に水を張り瓶を入れふつふつと一煮立ちさせる。
- それをクンクンと嗅いでみると・・・・それがまさに自分の口臭!!!
中城先生がほんまでっかTVに出て説明した口臭の確認方法が上記になります。
瓶に唾液を入れて、さらに舌や歯茎をコットンで拭ってそれも瓶にいれるというのは少し面倒な気もします。
そして、瓶を沸騰したお湯で温めて、その臭いを嗅ぐということなので手間はかかりますね。
これは出来るだけ、口内の状態を作るようにしているものですね。
瓶が口の中であり、舌や歯茎の臭いをコットンに移す、瓶を温めて口内の温度に近くしている、ということになります。
ただ、この方法だとある程度は口内の口臭を再現出来るものの、肺から出る口臭に関しては全く確認が出来ないと思います。
本田先生の口臭セルフチェック方法
- 試験管に唾液を出してもらいます
- 唾液を手で覆い、約一分間 よくかき混ぜながら、体温まで温めます
- そのまま、試験管の口からにおってもらいます。その感覚が、他人が感じる口の前の臭気感覚です。
口臭治療の第一人者であるほんだ歯科の本田先生がお勧めする方法です。
これは中城先生のお勧めした方法と似ていますが、こちらの方がやりやすいと思います。元々、こちらが本家で中城先生はこの方法を発展させたものと思います。。
口腔内の状態を出来るだけ再現して口臭を客観的にチェックするという発想から作られた口臭確認方法です。
ほんだ歯科ではインキュベーターという機械により、より正確に患者の口腔内をコピーして臭いを客観的に嗅ぐという取り組みをしています。
こちらの試験官の方法はその簡易版ということになりますが、ある程度の口臭は確認が可能だと思います。(ただし、これも肺からくる臭いは全く対応出来ません。)
【その原因。Xにあり!】あなたは大丈夫?かんたん口臭セルフチェック法
自分ではわかりにくい「口臭」に近いにおいがわかる方法。
1ティッシュ1枚を4回折る。
2舌を上から下に5回なぞる。
3深呼吸して2分後ティッシュを嗅ぐ。
こちらの方法はティッシュを使った口臭チェック方法です。
舌苔が多めに付着している口臭の場合には、この方法で臭いがあるか無いかは比較的分かりやすいと思います。
ティッシュで拭うと大抵は生臭い感じになるかな、とは思います。確実に自分の口臭が分かるわけではありませんが、簡単に出来る方法なのでお勧めです。
この方法も肺からくる口臭には対応が出来ないです。
口臭外来などで使われる口臭確認用機器
口臭外来などでは本格的な機械によって口臭のチェックが行われます。
・口腔衛生検査システムアテイン
口腔内菌叢に基質(尿素)を与え嫌気性(ウレアーゼ活性)、菌由来のガス産生能を視る
・口臭ガス測定器B/Bチェッカー
口腔内の呼気と鼻臭ガスの臭いを別々に測る
・水素測定器ハイドライザー
水素濃度を測ることで、オナラ臭の口臭をチェック
・口臭測定器ハリメーター
国際口臭学会で口臭の元と定義されている臭気成分であるVSCを高精度で測定可能な機械
病院で口臭チェックのメインとなる機器です。
唾液臭測定システムインキュベーターシステム
ホンダ歯科で開発された、自分の口臭を再現出来るシステム。
小型尿科学分析装置ポケットケム
尿検査ようの機器。内科的な要因を含む、病的口臭が無いかをチェックする。
自分の口臭を確認する方法!定番編
ここからは定番の口臭確認方法になります。どの方法も有名で、あなたもどれかは一度やったことがあると思います。
手にハーッと息をかけて確認する
おそらく、誰もが一度やったことある方法ではないでしょうか?
非常にシンプルな口臭確認方法ですが、この方法では口臭を確認することは非常に困難です。
そもそも自分の息の臭いには慣れていることもあり、はーッと吐き出した息を鼻で臭ったところでしっかり臭いが確認出来るとは限りません。
この方法は簡単ではありますが、正確性に欠けるのであまりお勧め出来ません。
唾液の臭いで判断する方法
手の甲などを舌でペロッと舐めて唾液を付着させます。少し多めに唾液を付けた方が良いです。
30秒くらい時間を経過させてから手の甲の臭いをチェックします。唾液が乾きかけてくることにより、実際の口臭に近い臭いを確認出来ます。
先程、紹介したティッシュを使った口臭チェック方法と根本は似ています。ただし、ティッシュを使った方が臭いかどうかは分かりやすいです。
コップはビニール袋を使った方法
コップやビニール袋に息を入れて、その臭いを後からチェックする、という方法です。
この方法では実際の息をチェック出来るので、肺や体内から発生している口臭も確認が可能です。
唾液を使った方法では肺からの口臭は確認出来ないのでそういう面では有効な方法と言えます。
ただし、ビニール袋やコップに自分の息を閉じ込めたとしても、その臭いは話ている時などに口から直接出る口臭とは別になってしまいます。
具体的には口臭を感じにくくなると考えられます。人間の口臭は瞬間的なものであることも多く、口から出たその時だけ臭うこともあります。
そのため、ビニール袋などに一旦閉じ込めてしまうと、臭いが軽減してしまい正確なチェックは難しくなります。
口臭チェッカーを使う
市販されている口臭チェッカを使って客観的に口臭を確認する方法です。
口臭外来や口臭専門医院にあるような高性能な口臭チェックは無理ですが、簡易的な口臭チェックは可能となっています。
色々なメーカーのものがありますが、タニタのブレスチェッカーが最もお勧めです。
ただし、簡易的な口臭チェックしか出来ませんし、また使用回数にも限りがあります。
何度も使っているとセンサー自体の反応が悪くなってしまい正確な判定は出来なくなってしまうのです。
使い始めはそれなりにしっかりと判定してくれるので、月に数度くらいの使用に留めておいた方が良いでしょう。
口臭が気になるからといって1日に何回も使っていると1ヶ月もしないうちにセンサーの反応が悪くなり、口臭判定が出来なくなります。
お勧めの口臭チェック方法は?
色々と紹介しましたが、この中で私がお勧めの口臭チェック方法は市販の口臭チェッカーを使う方法と舌をティッシュで拭う方法です。
まず、肺から発生する口臭を確認する良い方法が無いので、これは機械である口臭チェッカーを使って確認すると良いと思います。
そして、口臭チェッカーでは安定が不正確な恐れがあるので、その部分を舌をティッシュで拭う方法で補うという形です。
舌を拭う場合には、舌磨きなどをして舌をきれいにしていたらダメなので、特別歯磨きもケアもしていない状態でやるようにしましょう。
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